日本の結婚の現実。
けっして結婚生活は甘いものではないそうです。
この現象は、わが国の結婚適齢期の幅が欧米に比べて非常に狭くしかも結婚率が高いこと、その上、男女の分業形態がはっきりしていて、男性は一般に家事労働をしないのに対し、女性は結婚に生活の安定を求め、男性の生活力に依存する等があげられましょう。
しかも、企業の婦人労働対策が、未だに安く短くをモットーに、勤続四年ごろから待遇面でも、男女格差が目立ち、退職への圧力があることも、この傾向に拍車をかけています。
若い女性の大多数は、ここで人間であるよりも女性であることを選んで生産点から退却して家庭に入ります。
だが、それは必ずしも主体的な選択ではありません。
どうせ主婦にしかなれないから、主婦にでもなろうかといったデモシカ主婦が少なくありません。
また家庭生活に大きな夢を持って専業主婦の座を獲得したエリート若妻にも、それなりの悩みが伴います。
最近、結婚一~二年の若妻たちの問にノイローゼがふえているといわれます。
ノイローゼ妻の多くは、共稼ぎをしなくてもよいだけの収入のあるエリート男性を夫に持ち、子どもはまだありません。
夫とふたり暮しで、家事といってもたいしてすることがなく、働きに出たくても夫がそれを好まないし、それを押して働くほどの積極性もありません。