結婚の現実 2
そこで彼女たちの毎日は、本を読むか、手芸をするか、テレビを見るか、電話で長話をするか、デパート巡りをするかという生活の繰り返しとなります。
このようなエリート妻に共通している第一の問題は、夫の帰宅が遅いということです。
しかし彼女らが、エリート妻であるのは、夫の収入の高さによって成り立っているのだから、彼女たちは、夫に向かって早く帰ってくれと要求することはできません。
エリート妻であるが故に、孤独に耐・兄、ひたすら夫を待ち、ノイローゼになりつつ従うのです。
それは、女は男に庇護され従属して生きるものだという結婚観です。
(註15)だが、やがて出産が彼女たちを暇から解放してくれます。
子育ての繁忙期が、彼女たちの生活を充実させ、生活にバリを与えます。
子育ての十数年が、このタイプの主婦には最も生きがいある時期だと思います。
こうして、育児は女性の生きがいとなります。
確かに、やがて老いるという冷厳な運命の下にある人問にとって、新しい生命を生み育てることは最も本質的な生きがいといえるでしょう。
生まれながらに母性を持っている女性が、ここに生きがいを求めるのは当然です。
たしかに、子どもがいる主婦の方が、生き生きしているように思いますね。