庭園の様式3
野菜 種を育てること自体を楽しむことになれば、こうした傾向は当然のことである(しかし、この傾向がややもすればゆきすぎて、「手段の目的化」となり、本末転倒というようなことにもなりかねないのは、心すべきことであろう)。
盆栽などはこうした要求にピッタリ適合したもので、毎日自分の目でみて世話をせねばならないのだから、盆栽はまさにパフォーマンスの芸術である。
早くから庶民が参加したところの日本の花卉文化が、どんな面白いパフォーマンスを生み出したかは、三章の日本の江戸時代の花文化のところで詳述したい。
花や庭木を植えて育て、それを観賞することは、ふつう「園芸」といわれる。
ただし果樹園芸、蹄薪園芸という言い方もあるので、花と庭木に関する園芸はとくに襟戸園芸とよばれている。
花卉園芸は庭木をもふくむのが通常であるが、庭木を使って庭を造作することは、園芸とはいわず、「造園」といっている。